肌が生まれ変わる!!ターンオーバー正常化のためにできること

いくら時間をかけて丁寧にスキンケアしてもなかなか肌の調子が良くならない・・・
それってターンオーバーの乱れからくるお肌への影響かも?
肌には本来保湿成分をつくり、角質層内に水分を蓄えておく力が備わっています。
ターンオーバーを正常に整えることはお肌の能力を引き出すことになり、健やかなお肌のためにはかかせないものです。
まずはターンオーバーの事を知り、ターンオーバーを正常化するために日常生活で気をつけるポイントを紹介していきます。
ターンオーバーって何のこと?
ターンオーバーとは、表皮で行われているお肌の生まれ変わるサイクルのことです。
皮膚の細胞は一定のサイクルで新しい細胞に生まれ変わっています。
そのお肌の新陳代謝の事をターンオーバーと言います。
表皮は外側から角層/角質層(かくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)という4つの層からなり、新しい細胞は表皮の一番下にある基底層で生まれます。
基底層で生まれた新しい細胞は角質層に向かって移動し、角質層として保湿やバリア機能を果たした後最終的に垢として剥がれ落ちます。
この生まれてから剥がれ落ちるまでのサイクルがターンオーバーです。
ターンオーバー周期は?
ターンオーバーの周期は一般的に28日と言われています。
でもこれ実は20才前後の健康な肌の場合です。
ターンオーバーの周期は年齢により変わり、
自分の年齢×「1.5」と言われています。
10代・・・約20日
20代・・・約30日
30代・・・約45日
40代・・・約60日
50代・・・約75日
*個人差がありあくまでも目安です。
つまり、年をとればとるほど肌の生まれ変わりのサイクルが長くなり、スキンケアを変えても効果がなかなか現れなかったりするんですね。
またターンオーバーが乱れることでお肌の状態が悪くなることもあります。
ターンオーバーが乱れる原因
ターンオーバーが乱れるのはいくつか原因があります。
- 肌への刺激
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- ストレス
- たばこ
- アルコール
- 紫外線
肌への刺激
薄い角質層をゴシゴシこすったりピーリングなどの強い刺激を過度に与えている
食生活の乱れ
新しい細胞が作られるのには良質な動物性タンパク質やビタミンA、それらの吸収を高めるビタミンCなどの栄養素が必要です。
偏った食生活では必要な栄養が不足してしまいます。
睡眠不足
寝入ってから2~3時間後に分泌されるのが成長ホルモンです。
「これ以上身長が伸びるわけではないから、成長ホルモンが分泌されなくても関係ない」と思っていたら、大間違い。成長ホルモンは単に「成長」を促進させるだけでなく、「細胞の修復」や「疲労回復」に役立っています。肌=皮膚や内臓の細
胞を新しいものに入れ替える「ターンオーバー」は、成長ホルモンによって行われるのです。そのため、成長ホルモンを「若返りホルモン」と呼ぶ専門家もいるほどです。
お肌の再生を促す質のよい睡眠がとれていないとターンオーバーの乱れにつながります。
紫外線
紫外線をたくさん浴びて肌にダメージをうけるとターンオーバーが乱れることがあります。
ターンオーバーの周期は早ければ早いほどいいの?
ターンオーバーの周期は早ければ早いほどいいものではありません。
ターンオーバーが早すぎると未熟な細胞が表にでてくることになります。
通常角化した角質細胞は30%ほどの水分を含み、肌を保湿する機能があります。
また外部の刺激からまもるバリア機能も備わっています。
未熟なまま角質層まで出てくると、保湿成分である成分セラミドやNMF(天然保湿因子)が少なく乾燥しやすいお肌になります。
ターンオーバーが早くなるのは必ずしもいいことではないのです。
逆に遅すぎると余計な角質が積もってしまい、くすみやシミなど肌トラブルの元になります。
ターンオーバーを整えるためにできること
お肌が気になる20代後半以降は子育てしたり、仕事が忙しくなったりとスキンケアに時間をかけることが難しくなってくることも。
ただ、時間をかけてスキンケアしなくてもお肌には本来保湿成分をつくり、角質層内に水分を蓄えておく力が備わっています。
- しっかりと汚れを落として水分補給します。
ただしゴシゴシとこすりすぎないで優しく洗うようにします。 - 細胞が生まれ変わるゴールデンタイムに眠るようにする。
- 過度な角質ケアをしないこと
- ジャンクフードの食べ過ぎないようなど、食生活に気を配る
- 紫外線対策をする
ターンオーバーを正常に整えることはお肌の能力を引き出すことになります。
バランスのよい食事と規則正しい生活、紫外線対策など、できることから始めてみたいですね。
-
前の記事
かしこく選ぼう!基礎化粧品の種類と役割 2017.11.15
-
次の記事
それ使っても大丈夫?基礎化粧品の使用期限は? 2017.11.24