肌の老化は細胞の老化!シミ・しわの元になる肌のダメージとは?

医学博士、医師 北條元治の
「妻の化粧品はなぜ効果がないのか 細胞アンチエイジングと再生医療」という本を読んでいます。
特に気になったことをメモ。
言われてみれば納得だけど、
今まで知らなかったお肌の老化のこと。
40歳になって肌の老化がとっても気になり調べていると、だいたい「紫外線対策が大事!」と書いています。
紫外線が肌にとって悪いものなんだという認識はあるものの、実際はよく知りませんでした。
でも紫外線って肌にダメージありすぎることがよく分かりました!
あらためて紫外線対策大事だなーと思います。
細胞の老化の原因。肌にとって避けるべき紫外線とは?
太陽から届く紫外線は3種類あります。
「UVC」・・・波長が一番短い。オゾン層などで吸収されて地球には届かない。
「UVB」・・・2~8%くらい皮膚下0.1mmまで透過
「UVA」・・・波長が一番長い。真皮まで届いて細胞を破壊
肌の老化に関係するのは、UVBとUVA。
ビックリだったのが、肌の老化は細胞が老化するからだそうです。
そしてその細胞の老化に関係するのが「酸化」「糖化」「紫外線」で特にダメージが大きいのは紫外線です。
細胞がダメージを受けて破壊されたり、機能が低下したりすることで
いわゆるシミやしわ、たるみや弾力がなくなるなどの肌トラブルにつながります。
肌表面のダメージだけが肌老化の原因ではなく、内側の細胞が老化するから目に見える部分も老化する、なんですね!
体を作るもとになるのが細胞ですもんね。
紫外線が起こす肌トラブル
普段は元気に働いている細胞たち。
新陳代謝を活発にし、不要なものを排出したりと元気な時はしっかり働いてくれてます。
肌が長時間強い紫外線を浴び続けると
この細胞たちがダメージを受けて働く力が弱まってしまいます。
特に波長の長いUVAは表皮細胞だけでなく、真皮の細胞まで破壊してしまいます。
真皮にはおなじみのコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸がありますが
肌の弾力を保っている個所が攻撃され細胞が壊されると、シワやたるみの原因になります。
さらに、表皮と真皮の間にある色素細胞がメラニン色素をたくさん作り出します。
通常であればメラニン色素はターンオーバーの過程で自然になくなるものの、細胞が壊され力が弱まるとターンオーバーの周期にも影響します。
そしてたくさんのメラニン色素は真皮に漏れ出し
色素沈着を起してしまいます。
うぅ、紫外線怖すぎる・・・
たくさんのメラニン色素ってだけで、もう悪い予感しかしませんよね。
紫外線対策が大事だと、
どこを調べても書いてる理由が分かりました。
今まで適当だったけど、
紫外線によるダメージがこんなに大きいならもっとしっかり紫外線対策していきます!
肌老化予防におすすめの紫外線対策
紫外線が肌にとってダメージが大きいものだということは分かったけど、
実際に生活していく上で全く紫外線を浴びない生活はできません。
子どもと出かけたりする際
特に小さいお子さんだと忙しくて日焼け止め塗り忘れたり、完璧な対策が難しい場合もありますよね。
簡単な対策としておすすめなのが
帽子やUV機能のある長袖のカーディガンなどを着る事です。
サングラスや日傘なども活用すると尚良しです。
そして、服などで隠れない場所にはできるだけこまめに日焼け止めを塗ります。
日常生活程度ならSPF値が15程度のものでも大丈夫です。
長時間紫外線を浴びそうなレジャーには、SPF値30など少し高めのものを選びましょう。
一番波長の長い「UVA」をどれだけ遮断できるかの指標として「PA値」というのがあるので日焼け止めを購入する時は、これも合わせてチェックしてみましょう!
(「PA+」~~「PA++++」まであります)
日焼けした時に食べたい食品とは??
たくさん日焼けした時に積極的に摂りたい栄養素は、
ベータカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質です。
ビタミンAは細胞膜やDNAを活性酸素による酸化から守ってくれます。
ビタミンCはシミなどの原因にな
るメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
また、肌のコラーゲンやエラスチンの生成を促進するのです。
さらに抗酸化力も持ち、酸化したビタミンEなどを還元する能力もあります。
ビタミンEも抗酸化力をもちます
が、ビタミンCが水溶性であるのに対し、ビタミンEは脂溶性で不飽和脂肪酸を含んでいる細胞膜や核膜に溶け込んで細胞を酸化から守ってくれます
ビタミンAが多い食材・・・レバーやうなぎ、バター、にんじんや小松菜などの緑黄色野菜など
ビタミンCが多い食材・・・アセロラやケール、緑茶やピーマン、ブロッコリーやキウイなど
ビタミンEが多い食材・・・緑茶やアーモンドなどのナッツ類、ひまわり油、大豆、マヨネーズなど
いつもより日焼けした日はちょっと意識して抗酸化力をもった食材を取り入れたいですね!
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